こんにちは、Koduck です。
現代(ヒュンダイ:HYUNDAI)自動車株式会社は、韓国で最大手の自動車メーカー。
傘下に起亜自動車があり、現代自動車グループを構成している。
世界販売台数はヒュンダイ単独では2017年の時点で年間450万台で、ホンダと同規模を誇る。またグループでの販売台数は817万台で、GMグループを抜いて世界第5位である。引用元:Wikipedia
2001年に日本市場に参入
2009年に日本での乗用車販売から撤退
2020年6月に乗用車で日本再進出を示唆。
水素自動車「ネクソ」を投入して日本自動車市場へ再進出する現代自動車(以下:ヒュンダイ)について調べてみました。
もくじ
1 ヒュンダイ(現代自動車)wiki
本社所在地:韓国
設 立:1967年12月29日
代 表 者:鄭 夢九 会長、CEO
所 有 者:現代自動車グループ
全世界で約75,000人を雇用。世界193ヶ国で販売。
1967年7月 | 鄭 周永(2001年没)が設立 翌年、米フォードの技術供与を受けて初の自動車販売開始。 |
三菱自動車が小型車生産のための車体やエンジン、ギアなどの生産技術供与契約を締結。 | |
1973年 | ブリティッシュ・レイランドよりジョージ・ターンブル氏を招き、複数の英国エンジニアも加わり、韓国初の国産車「ポニー」を発売。 |
1986年 | アメリカ進出 |
1988年 | ヒュンダイ独自技術で「ソナタ」販売 |
1999年 | 鄭 夢九(チョン・モング)氏が現代自動車グループ代表になる |
2007年 | 累計販売台数500万台突破。 約3兆4千億円の過去最高売上げを記録。世界第5位。 |
現代自動車グループ BMWチーフデザイナーだった「クリストファー・ジュライヤー」を最高デザイン責任者に捉える。 | |
騎亜自動車 アウディチーフデザイナーだった「ペーター・シュライヤー」を獲得。(2012年より最高デザイン責任者) | |
2009年 | 「ジェネシス」が北米カー・オブ・イヤーを獲得。 |
2013年4月 | 現代自動車と騎亜自動車がアメリカで販売した190万台以上の車両についてブレーキ灯とエアバックの欠陥で最大規模のリコールを実施。 |
2018年 | 航続距離800kmを超える量産燃料電池車「NEXO」を公開。 |
2018年9月 | 鄭 夢九会長の息子、鄭 義宣が現代自動車主席副会長就任。 |
簡略して社史を取り上げてみました。 引用元:現代自動車
2 ピストン脱出、雨漏り、リコール
現代自動車(ヒュンダイ)の大型セダン “グレンジャーHG” が走行中にピストンが車の外に飛び出す事故が相次いで発生し、韓国消費者院が調査に着手した。
消費者院によると、グレンジャーHGの場合、昨年11月以降、エンジンのピストンがボンネトを突き抜けて脱出したという報告が3件受付され、今年4月の事故では火災まで発生したことが分かった。
引用元:2013年 朝鮮Biz
ピストンとは車の心臓部であるエンジンを構成する部品のひとつです。
燃料による爆発を回転へ力を変換する部品と思ってください。
「サンタフェ」で発覚した前代未聞の雨漏り問題。韓国の有力紙、朝鮮日報(電子版)による新型SUV(スポーツ多目的車)サンタフェは今年4月に発売され、6万台近くが売れた。しかし、今年夏からトランクや後部座席に雨漏りするとの抗議が相次ぎ、論議を呼んでいた。
引用元:2013年 産経WEST
その他にも「タイヤが外れる可能性のある車両」「走行中にエンジンが止まる」「大気汚染を防止する部品の欠陥」「エンジンオイル漏れ」などが指摘されています。
韓国史上初めて政府のリコール勧告に対してヒュンダイは「安全運行に支障をきたす欠陥ではない」と拒否、ヒアリングした韓国国土交通部から強制リコール処分を通知されました。
3 日本再進出、ブランド力
ヒュンダイが日本市場に受け入れられなかった理由として、技術面、品質面、ブランド力といった様々な面で日本車や欧米車に劣っていただけでなく、歴史的、政治的な背景も含めた心情的な部分もあります。その後、欧米や新興国でヒュンダイは着実に市場を拡大していきますが、日本市場だけは切り拓けずにいるのが現状です。
日本市場においてSUVタイプのFCVは販売されていないことから、この「ネクソ」を中心としたFCVおよびBEVが日本市場再挑戦の武器になると考えられます。
引用元:くるまのニュース
元BMWやAudi のデザイナーが最高デザイン責任者を歴代しているだけあって、近年のヒュンダイは売れ行きも好評です。
また企業努力も重ねて、過去の自動車エンジン含む他機能のリコール信用失墜に酬いた努力をして信用を取り戻しつつあると思います。
4 燃料電池自動車 FCV
簡単に燃料電池について説明します。
FCV(燃料電池自動車)は、燃料電池で水素と酸素の化学反応によって発電した電気エネルギーを使って、モーターを回して走る自動車です。
引用元:JHFC
都内でも数が少ないので見かける割合は稀ですが、経済産業省では、2020年度までに160か所、2025年度までに320か所の水素ステーションを整備することを目指すと発表しています。
水素の貯蔵方法などに課題があったと記憶していますが、クリアされて普及へと時代が変化してきているのでしょうか?
排出が「水」だけと環境に優れた装置なので理想的です。
5 まとめ
2010年代前後は日本車も米運輸省道路交通安全局(NHTSA) に装置の欠陥、リコール勧告が厳しくバッシングとも思える措置が発令されていました。
トヨタも大規模なリコールの実施や、エアバックやチャイルドシートを生産していた企業が経営破綻(戦後最大)へと追い込まれたり、世界的有数のブレーキ部品メーカーが事業再生ADRを申請したりしています。
調べてみますと、政治的な背景もあったのかと見えてきました。
韓国自動車メーカーだけがリコール対象になっていた訳ではありません。
アメリカの自動車産業を守るためにだったのですね。
売れるのは…カスタマーの信用があり、デザインが良いから。
デザイン勝負するには、同じような企業風土で長年の信用を培ってきた自動車会社が日本にもあり、ライバルとしては強敵です。
売れないのは…韓国製品だから(2009年撤退理由)、、、でした。
当時 Koduck は所有者にも搭乗者(タクシー乗客)にも感想を聞いたことがありましたが、酷評以上にヒドい意見でした。
品質信頼度と対外イメージを改善して、新機能を投入して競争の激化している日本自動車市場で成功を収めるのには並ならぬ努力が必要でしょうね。
自分の体臭は自分では気づきにくいもの。Koduck も加齢臭に悩んでいます。
「ヒュンダイ車はニンニク臭い!」
最近でも、カスタマーを満足させるのには課題が多すぎですよ。
なにより「水素燃料」これがカギになる。
少し怖いですね、、、安全について
最後まで、お読み頂きありがとうございました。