こんにちは、Koduck です。
世界貿易機関(WTO)は次期事務局長選挙で11月上旬までに新トップを選出する予定になっているのは知っていますか?
候補者のひとり、韓国産業通商資源省の兪明希(ユ・ミョンヒ)通商交渉本部長は日本による輸出管理厳格化措置が発動されて以来、日本を批判してきた兪明希(ユ・ミョンヒ)氏の選出をめぐり、日本政府内で警戒感が広がっています。
もくじ
1 WTO事務局長選 選挙になる?
選挙と言いましたが、合意形成を重視するWTOでは各国の全会一致で決める仕組みになっており、原則、投票はありません。
8人の候補者から、WTOの一般理事会の議長らが第1ラウンドとして9月上旬から全164の地域・加盟国と協議し、どの候補者を支持するか意見を聞いて指示が少なかった3名を除外しました。
第2ラウンドは更に3名を脱落させ
現在、当初より最有力候補のナイジェリアのヌコジ・オコンジョイウェアラ元財務相と韓国の兪明希(ユ・ミョンヒ)通商交渉本部長が第3ラウンドの選考へ進んでいます。
米中対立の激化に伴い組織が機能不全に陥っている世界貿易機関(WTO)
オコンジョイウェアラ氏はナイジェリアで経済改革を主導し、世界銀行で長年専務理事を務めていて国際舞台では知名度と政治力があります。
しかし初めて、アフリカ出身かつ女性であることに注目されているオコンジョイウェアラ氏が事務局長になることに、アフリカへの投資を拡大している中国の影響を受ける心配が分担金を一番多く払っているアメリカにはあります。
日本は当初から兪明希(ユ・ミョンヒ)通商交渉本部長に拒否の立場を表明していました。
各国の全会一致で決める事務局長の慣習が、もつれる世界の政治事情で初めて投票決戦へ進むかもしれない危惧に対して
全会一致の原則から韓国が選ばれないとの予測の楽観視から、初めて投票決戦へ進むかもしれないことへの危機感を日本は感じ始めてます。
2 WTO事務局長選 兪明希(ユ・ミョンヒ)通商交渉本部長
兪明希(ユ・ミョンヒ)通商交渉本部長は出馬表明の際に次のように発言
新しい貿易交渉妥結に失敗し、紛争解決機能の実効性を失うなど、危機にあるWTOの公益秩序と国際協力体制を復元し強化することが、私たちの経済と国益の向上に重要だ。
引用元:ハフィントンポスト韓国版
日本による輸出管理の厳格化に対応し、先頭に立って日本を批判してきた当事者でもあります。
対日批判を繰り返してきた韓国産業通商資源省の通商交渉本部長が
「韓国と日本は、多者間の貿易を促進すべきだという考えを共有しているため、これから力を合わせていくことがより一層重要になる」
「WTO事務局長は特定の訴訟で特定国家を代弁するものではない」
「日本の支持を期待する」とも発言していますが
都合の良い人ですよね
韓国に有利な結果を導き出すのに決まっています。
貿易のみならず国防においても、親中姿勢や米国の同盟国脱退を示唆している韓国政府
韓国は中国のやり方に学ぼうとしているのが現実的だと思います。
3 まとめ
アフリカ候補者に票を入れて中国に有利なことになれば
アメリカと軋轢を生むので中立な立場を維持するため
韓国の兪明希(ユ・ミョンヒ)通商交渉本部長候補者を支持する加盟国も多いのですが
日本との貿易摩擦を拡大させている当事国の韓国は、中国に限りなく近寄っているみたいだし
意外な展開になってしまっています。
日本は兪明希(ユ・ミョンヒ)通商交渉本部長を支持することに反対の立場を表明していても
今まで通り、憂慮の表現を世界に発信しているだけでは弱い国にみえます。
韓国では大統領、外交部長官(外務大臣に相当)が世界にロビー活動して、兪明希(ユ・ミョンヒ)通商交渉本部長を事務局長にする活動しているのですから
日本も そろそろ「遺憾だ」「憂慮だ」ばかりでなく
韓国候補者の落選運動する(日本は立候補者を出していないので少し変ですが)ぐらいの政治力(ロビー活動)を望みたいですね。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
日本の外交の弱さ、指をくわえて見てるしかない。
竹島もいいように実効支配されてるし、情けない。