こんにちは、Koduck です。
大塚家具の大塚久美子社長が辞任に追い込まれた報道
創業者の父親(大塚勝久氏)と長年に渡る家族間の確執
経営方針とガバナンスの在り方、当時の株主を巻き込んで
いったい何があったのでしょうか?
ただの平会社員が家族経営を考察してみます。
もくじ
1 大塚家具 大塚久美子社長辞任
【NHK】2020年10月28日
家具販売大手の「大塚家具」は、大塚久美子社長が辞任する人事を発表しました。
過去の業績についての責任を明確にするため、本人から辞任の申し出があったとしています。大塚家具は去年12月に、家電量販店大手ヤマダホールディングスからの出資を受け入れて傘下に入り、経営再建中です。
2 大塚家具 家族経営
簡単に大塚家具(IDC) の社歴を調べてみましょう。
1969年埼玉県に桐箪笥販売店「大塚家具センター」として大塚勝久氏が父親(千代三氏)の桐箪笥工房より独立して創業。
International Design Center の頭文字を取った「IDC」を商標の一部に
1993年 会員制導入「IDC大塚家具」の商標の使用を開設。
2009年 創業者の大塚勝久氏の娘である大塚久美子氏が社長就任。
2014年 7月。大塚久美子社長が解任。勝久会長が社長を兼任。
2015年 1月。久美子氏が社長に復職。
3月。勝久会長が退任。2019年 ヤマダ電機(現・ヤマダホールディングス)の子会社になる。
大塚久美子 長女。富士銀行(現・みずほ銀行)出身。 大塚勝之 長男。大塚家具取締役専務執行役員を経て、勝久氏が立ち上げた「匠大塚」代表取締役を務める。 大塚雅之 大塚家具取締役営業副本部長。 大塚舞子 次女。資産管理会社「ききょう企画」社長。 佐野春生 三女の夫。大塚家具取締役流通本部長 引用元:Wikipedia
いまひとつ、はっきり出てきません。
お家騒動の発端は
創業者の大塚勝久氏が大塚家具の業績低迷は
勝久氏の経営、強権に久美子氏が時代にそぐわないと
「原点回帰」による経営改革を社長になってから
始めたことによる親娘対立。
家具職人、家具業界随一の目利きと目された勝久氏が
会員制を導入し、特定顧客に販売路線を集中していた経営方針に
久美子社長がカジュアルな雰囲気を演出し
販売活路を広げた当時の時代を見据えた経営方針との対立にあるとされてます。
3 まとめ
経営規模が大きく、企業名が有名だったので大きく取り上げられていますが
どこにでもあり得る問題。
学校で例えると
強権で学校を支配していた「番長」が
次の世代に可愛がっている「女番長」へ支配権を譲ろうとしたら
突然、時代が変わったのよ、
力で征服している(一種のパワハラですよね?)時代は終わったので
これからは、違う路線の学校を作ります。
創業者で業界でもカリスマだった番長から
女番長へ時代が変わった途端に、いろいろな派閥が派生し
外国人留学生(中国資本)や指導教員(社外財務取締役)も参加しながら
兄弟間(チーマー、暴走族などに例えると面白いかな?)のグループ争いに、お前(社員)は何処のグループなんだよ?
って違うハラスメントが勃発していたのが裏であったのでは?
と想像してしまいます。
ただの経営を知らない平社員(Koduck )から見て
大塚家具の経営を知っているわけではありませんが、
立て直しが進まなかった理由が
ただの親娘間の「お家騒動」だけではないと見てしまいました。
結局は学校崩壊。
番長は長男(孫の将来も含めて)を連れて
転校(匠大塚)していったのが卒業アルバムとして記憶されたのでしょうね。
数年後に親族がアルバムを見返し、思い出を楽しむ時がくるのでしょうか?
最後まで、お読みいただきありがとうございました。